リレーエッセイ2月
縁に感謝 上野 桂
私は高校受験で病気の為に第一志望校を受験することができませんでした。
そんな時、親戚が「熊本にすごく良い高校があるから受験してみたら?」と言ってきてくれたので県外でしたが父が受験を許してくれました。無事に合格が決まり親戚の所にお世話になりながら高校に通うことになりました。
ところが高校1年生の5月、入学したばかりの私でしたが親戚の不幸から1人暮らしを始めることになりました。当時、入寮を希望しましたが定員オーバーで中途入寮ができず学校から許可をもらってのスタートとなりました。学校側も学校初の1人暮らしということで心配頂き、手厚い担任の先生のご配慮を今も忘れることができません。高校2年生までは熊本大学医学部の女子専用のアパートに住まわせて頂きながら医学部女子大生のお姉さん達からの有難い家庭教師、アパートのご夫婦の方の有難い賄いと高校時代は周囲に感謝することを教えられました。病気の時は友達のご両親がかけつけてくれ、担任の先生のお弁当の差し入れを頂き、本当に私は皆さんに助けられてきて学生時代を過ごすことができたと感謝しております。
京都の大学へ進学が決まり大学生活は何の不安もなくスタートすることができました。
二年前に起業して、また熊本でのご縁が再開しました。微力ではありますが皆様のお手伝いをさせていただけたらと思い「熊本すみれ」に入会いたしました。
「信念と感謝」を持ち続けて生きていきたいと思います。