リレーエッセイ5月
マスク 齋藤
「新型コロナウイルス」怖いものです。
私の職場は利用者の皆様に安心して暮らして頂く住家として過ごしていただくことを目標にしています。例年11月になると職場は全員インフルエンザの予防接種とマスク着用、出勤時、手指消毒、検温記録後仕事に就くのが通常です。
2月に入り今年度は「新型コロナウイルス」が出現し全世界に恐怖の渦が広がり終息を待ち望んでいますが、施設にとっては侵入をどのようにして防ぐ事ができるものか第一だと思われます。
そこで今回はご家庭から通ってみえるデイケアご利用の皆様のマスクを作ろうと思い立ちました。まず布探しに始まり、近所には手芸店もなく作った人に尋ねて何軒か回りました。次にゴム紐です。最初は見つからず細めの平ゴムを買ってみましたが違和感があり納得できません。訪ね歩き購入し持ち帰り試して追加を買いに行きましたが売り切れでいつ入るかわからないとの返事、仕方がないので出来るだけを目標にとりかかることにしました。娘のミシンを借りましたが現代のミシンは糸掛けボビンの入れ方 縫い方等全く分からず文明の利器に納得するまで振り回されてしまいました。
結果的には100枚近く出来上がり色々な方に差し上げることが出来喜んでいただきました。しかしながら職業柄マスク不足で困っている人たちがいるのです。でも現状はマスクの材料探しが大変です。
緊急やむおえなく感染を防御できるならとの思いで作り始めた「マスク」ではありますが、目に見えない病原菌に対する恐ろしさを感じえません。今は終息の来る日を待ち望む日々です。