リレーエッセイ4月

明日に希望をもって     米澤 静江

2020年の幕開けは7月のオリンピック開催、震災復興に向かっての喜び等の確かな一歩を感じる年のはずでしたが、1月に新型コロナウイルスが中国から始まり、この3月には瞬く間に全世界に広がり、今だかって経験したことのない恐怖と先の見えない不安におののいています。
各国では全世界のリーダーの方達が、コロナウイルスから国民を守るためあらゆるジャンルの専門家を集めて緊急対策が練られています。現時点では医療分野はもとより世界経済が下降線をたどっている中で、経済分野等、それぞれの専門家の方達が世界を、日本を、私達を正しく導いてくれると今は信じるしかないと思います。
この様な状況の中で私自身の現実に目を向けると主婦として日々の暮らしをどう守るか、企業経営者の一人として職場の人達の不安を少なくし、安心して働いてもらえるための正しい決断を求められています。
その為には、いかに情報収集したら良いか、マスコミから得られる情報だけでは、多種・多様すぎて結論には至りません。しかし、その様な時、今迄絆を深めてきたソロプチミストの会員の皆様はじめ、友人、知人いろいろな形で交流させて頂いた身近な人達との交流(井戸端会議)の中から、情報を得られる事が大いにありがたいと思っています。
豊富な知識、感性豊かで、個性豊かな人達に囲まれた皆様との井戸端会議が判断の一助となっております。
日々、マスコミからの得られる情報プラス皆様の人生経験に裏打ちされた生のご意見を聞いて、決済・決断・方針を決めています。又、主人の座右の銘「冬来たりなば春遠からじ」の言葉を私も常に心がけ、行動の規範にしております。今、コロナウイルス感染防止や自分の不安が周囲に影響を与える立場にあることを自覚し、“朝のこない夜はない”を信じて目先きの苦労に負けず、明日に希望をもって日々を過ごしていきたいと思います。
新型コロナウィルス感染症の終息を祈ります。