リレーエッセイ7月

歳祝い会に寄せて   松本芙充子

 コロナで、簡素化されていた『歳祝い会』が羅生門で開催されました。
1部『例会』2部『歳祝い会』で以下写真を多用します事お許し下さい。
1部『例会』
昨秋宮崎県で開催されたソロプチミスト日本財団南リジョン大会で「日本財団」の「女性研究者賞」の部で日本一に輝いた熊本・すみれ推薦「三浦恭子氏」に関連する委員会活動報告がビデオ使用でなされました。発表者は、すみれ最高齢者の浅原百合子会員。浅原会員の強い熱意がすみれからの再度の推薦となり、そして、素晴らしいい推薦者に出会えた事が今回の受賞に繋がった一因だと思うと言われました。年輪を重ねた自然体の語り口に会場が、暖かく和みました。大会に不参加会員や他の委員会に参加した方々の為に、発表時のビデオが放映されました。会員一同喜びを新にし、明るい笑顔が溢れました。歳祝い会に相応しい企画だと感心しました。以後は通常より早いスピードで例会が終了。 
2部『歳祝い会』
2階へ移動し『歳祝い会』の開始。入口で、座席番号が書いてある小さな折鶴を選びました。くじ運に縁がない私に1番が当たりました。途端に朝からの膝痛みは飛んで行きました。2階の和室には、既に宴席の準備が整っていました。前方に歳祝いを受ける方たち、後は順番に着席。会長の挨拶に始まり、本日の主役の方々が前方に登場。

モダンな花束が御一人ずつ渡され、司会者から各会員の功績やお人柄の紹介 ご本人からのご挨拶 委員会ごとの写真撮影やお琴の演奏もありました。今年は 喜寿3名 古稀4名でした。喜寿の方2名は、季節感溢れる見事なお着物姿でした。
古稀の方は、晴れやかでスタイリッシュな若々しいお洋服姿でした。
お祝いを受けられる方達のお話を愉しく聞きながら食事を楽しみました。料理は若い板長さんの斬新なアイデアの和食でした。善意が集まっている会だと感動し、気分が高揚しました。そして、10年程前の歳祝い会の楽しかった事が思い出されました。現在は社会環境が、激変しています。問題山積の中で、10年前と変わらない楽しい時間を持てた事は、とても有難い事だと思いました。私はソロプチミスト精神の一翼を担う奉仕と感謝の心を胸に刻み、長年にわたり馴染んでいる此の会に、参加して行こうと思いました。
帰宅して、夫の写真に「おかげさまでとても楽しかったです」と報告をしました。優しい笑顔が返ってきたようで、私は微笑みを返しました。温かい空気の中で幸せでした。