リレーエッセイ7月
インテリア好き 日隈典子
私は実家の家業を継ぎ、長年インテリアの仕事に携わって来ましたが、歳を重ね仕事で色々な事を経験し、最近はやっとこの仕事が天職だと思えるようになって来ました。
趣味はなんですか?と聞かれると以前は読書、映画鑑賞等と答えていましたが、最近の私と言えば御多分に漏れずネットフリックス三昧。
仕事で疲れていても夜更かしをしてでもついつい画面を観てしまう程です。
また、はまっているのもこれまた御多分に漏れず韓流モノばかり。
最初は日本映画やハリウッド映画を観ていましたが、最近は韓国ドラマのスケールの大きさや、ストーリー展開、俳優陣の演技力の素晴らしさに感動し、次々と毎晩観てしまう程です。
友達との会話もお互いのオススメの作品で盛り上がってる今日この頃。
只、どんなに面白いストーリーでもついつい気になるのはインテリア。
韓国の財閥のゴージャスなお部屋や、お洒落なホテルのインテリアに目が行ってしまいがちです。
たまに行く出張先でも各地のインテリアショップや、素晴らしい建築物を観に行くのが楽しみです。
また、ホテルや飲食店もお洒落な内装や好きな家具が揃っている所を選んでしまいます。
こうなると趣味が昂じて仕事をしてるのか、仕事の延長線に趣味があるのか分からなくなる感があります。
しかし、考え様によっては自分の好きな事が仕事に出来るのって凄く幸せな事です。
多分、実家が機械や電気関係の仕事だと私の様なアナログな人間は後を継げなかったと思います。
インテリアはファッションよりもっとプライベートな個人の嗜好が反映されるジャンルだと思います。
好きな物に囲まれる生活は、人々の暮らしを心身共に豊かにしてくれます。
この春から長男が三代目として会社に入ってくれました。
銀行を辞めてウチの様な小さな会社の後を継がせる事には、ここ数年母としての迷いもありました。
大きな船に乗っていればひっくり返ることはあませんが、小舟ではいつ転覆するかも知れないと。
でも決断した理由は、本人の意志が固かった事と、息子もインテリアに興味があったからです。
これからは無事に息子にバトンタッチ出来るように会社を繋いで行く事が私の役目だと思っています。
そんな時期にソロプチミストのお誘いを受けました。
仕事中心の単調だった私の生活ですが、会を通して色んな方面の方と出会い、もっと広い視野を持ちたいとの想いもありました。
学生の頃から興味があったボランティア活動を通し、少しでも社会貢献が出来たらと思い入会させて頂きました。
この会に参加させて頂き、色んな方とお会い出来、私の暮らしに新しい目標が出来ました。
幾つになっても好奇心を持ち、向上心を持ち続ける事の大切さです。
皆さんが歳を重ねても若々しく生き生きとされているのを見るたびに刺激を受け、これからの私の人生も捨てたもんじゃない!と、定例会に出るのも毎回楽しみになって来ました。
まだまだ何も分からず、
毎回飛び交う会のワードすら理解出来ない時もありますが、微力ではありますが少しでも会のお役に立てるようになればと思っています。
これからも皆様宜しくお願いします!!