リレーエッセイ1月

新年への想い   松本芙充子

 快晴の11月例会時、リレーエッセイのバトンを受け取りました。
コロナの蔓延で、S.I熊本すみれでは、リモート会議が続きアナログ派の私にとっては戸惑う事が多くありました。対面での例会が始まり、会員の活動報告を聞いて、若い世代の育成に力をいれているクラブに在籍している喜びを実感しました。活動資金の為のチャリティー茶会についても、コロナ禍の中様々な意見が出ましたが、絶対にお茶会を開くという強い気持ちが勝り、万全の対策を行い、予定通り開催されました。会員所有の素晴らしい本格的な日本家屋、「寿心亭」の茶室での、しっとりとしたとても楽しい会でした。 
 世の中では、ウクライナの戦禍、ウイグル問題、台湾問題、安倍元首相の残念な事件で始まった統一教会問題、円安等、暗いニュースが続く中、大谷選手と村上選手の活躍や、サッカー日本代表の、歴史的と云われる勝利の数々に、心弾み元気を貰いました。

 お茶会の後間を置かずして、パープルリボン点灯式があり、全員参加行事が重なった事で、より会員間の親しみが増しました。そろばんの時代からコンピューターの時代に変わっても、人と人との触れ合いが大切な事を再認識しました。色々と問題は抱えているものの、基本的人権や言論の自由は保証されている日本で、優しい人々に囲まれて生活している幸せを心より感謝しています。そして、子供や孫その孫の時代にといついつまでも和やかな新年が迎えられる様に、努力する必要があるのではと痛感しました。今こそ近隣諸国と日本の関係を、しっかり考える大切な時期に来ているのではと痛感しています。

 今私は、長いトンネルを抜け出して楽しい気分転換が出来る場所、「テアトロリリカ」と出会いました。趣味で歌のレッスンを始めたのです。お優しい先生方の的確なご指導により、お腹から声を出す事で、心身ともに随分元気になってきました。これからも体調に気を付けて、可能な範囲で多方面の活動に参加させて頂き、新たなる人生を楽しみたいと思っています。

テアトロリリカの舞台