リレーエッセイ11月

私にとってのゴルフ  内野晶子

私がゴルフを始めたのは34歳の頃、仕事の関係もあり始めたゴルフでしたが、やればやるほどゴルフが好きになって、今では日曜日に仕事が休める時はほとんどゴルフをしているという有様です。ゴルフの何がそんなに楽しいのかというと、ゴルフというスポーツは単純にスコアが良いか悪いかでは無く、仕事と共通する部分が多いからです。

ゴルフと仕事の共通点と言えば、まず、どちらも予測に基づいて行うということ。しかし、予測通りに進むことはなかなかありません。しかも1打1打をいかに集中し、その都度たった1打というプレッシャーの中で決断していかなければならないところです。またその間にも上手くいかなかった場合、いかにミスを最小限に抑えるのか、最善策を考える必要があります。

次に、高い戦略的思考が求められます。コースをどのように攻略するのかを考え、クラブを選び、心を決めてスイングしないといけません。しかも、その結果は自己責任。リスクマネジメントも重要ですし、当然のことながら健康でないといけません。冷静な判断や行動を取るには心身共に健全である必要があります。また、ゴルフは我慢とあきらめない心も大事です。

私にとってのゴルフとは、客観的に自分の状態や置かれている状況を判断することができるだけでなく、最強のビジネスツールです!休みなく仕事をすることも度々ありますが、その時は「また仕事?」と言われることはないのに、2日連続とか、毎週末ゴルフに行くと「またゴルフ?」と言われるのには何だか納得いかないなと感じています(笑)