リレーエッセイ7月

素晴らしきK-POPの世界       赤崎まなみ

「 お母さん、お母さん! このダンスグループ凄くない?」
と次女がスマホを私に。画面にはメイクばっちりのイケメン10人がドヤ顔でキレッキレのだんす・ダンス・DANCE!その日YouTubeで観たのは、EXOの『CALL ME BABY』
そう!この日から次女と私が「素晴らしきK-POPの世界」への一歩を踏み出した!
二人揃ってEXO(ちなみにエクソと読む)の東京ドームでのライブチケットを3日間ゲットし参戦。(ファンの数に圧倒され正に戦い。)YouTube観まくり。その後、防弾少年団(現 BTS)のデビューで二人揃って一気に心変わり!10代の頃からアイドルにはほとんど興味のなかった私が、「ジョングク~!」とドはまり。50オーバーのおばさんが次女と二人、韓国に通い、観光地には目もくれず、グッズ・ポスターを買いまくり、気が付けば仕事で使う文房具から身の回りの物がジョングク一色。防弾少年団の事務所の前で「ジョングクもこの道歩いてるよね~」と意味のわからない会話を繰り広げ記念撮影。 たくさんあるK-POPの事務所を周り記念撮影。帰国後長女に写真を見せても「これ何のビル?」と不思議がられる写真の数々。だが私たち二人には
「あ~、楽しい~!サイコーだね!」の思い出詰まった写真たち。
東京の新大久保も最高に楽しい所で、休みの日にはついつい出かけてグッズを買ってしまう。(昨年からコロナの影響で新大久保すら行けない。本当に残念!)
そんな私も最近のBTSの世界規模の盛り上がりに少々気持ちが盛り下がってしまっている。彼らのデビュー当時の少年らしさ、ひたむきさに本当に感動していた。狭いライブ会場で間近に感じていたジョングクが東京ドームに変わり遠くなり、チケットも手に入らなくなり・・。
今の彼らは大スターの衣装と雰囲気を身にまとい、斜に構え、足を組み、デビュー当時の姿はほぼ無くなってしまった。だがやはりBTSの曲とDanceは素晴らしい! 今の壮大な人気は彼らの血と汗と涙の結晶である。(BTSの曲に「血・汗・涙」という名曲あり。)
K-POPの世界は血のにじむような努力と厳しいダイエット無しでは這い上がれない。TWICE・Stray Kids・NCT127・ⅰKON・BLACKPINK・SEVENTEEN・等々、どのグループも様々なことを犠牲にして人気を手にしたグループだ。
これからもK-POPの世界にどっぷり浸かり応援し続ける。70になっても80になっても!
写真は初代と2代目の防弾少年団(現 BTS)の事務所である。この頃はフロアー賃貸であった。現在は立派な自社ビルができているが記念写真はまだ無い。残念! また次女と韓国に行く日が待ち遠しい。