リレーエッセイ12月

感 謝       森本叙子

 私達夫婦は今年で結婚54年目を迎えました。いろんな忘れられない思い出が有り、その都度感謝の気持ちでいっぱいです。
 国際ソロプチミスト熊本一すみれは設立33年目を迎えましたが、熊本クラブの方からお誘いを受けた時、入会を迷っていた私に「そんな会には是非入会するように」と背中を押してくれたのは夫です。
お陰で毎月の例会や色んな奉仕活動そして多くの方との出会いが有り楽しくて33年間無欠席で頑張っています。
 夫が黄綬褒章や叙勲を受章した時は、2度も皇居に行き天皇陛下に拝謁するなど滅多に出来ないことを経験させてもらいました。
 昭和48年の11月29日に大洋デパートの火災が有り104人という多くの方が亡くなられましたが、あの日北海道物産展が有っており私は買い物に行く予定でした。ところが滅多に病気をしない夫が熱を出し欠勤することになり、しぶしぶ行くのを取りやめました。テレビのニュースで火災発生のニュースを知り、驚くと同時に私は命拾いをしたわけで夫に「貴方に助けてもらったね」と感謝した次第です。
 茶道、コーラス、体操教室と3つの趣味を持っていますが、体操教室 (カープス)は夫の方から勧めてくれ4年半通っています。コーラスは、フリーデコールに所属していますが設立40周年を迎え10月26日に健軍教会で記念コンサートを開催、平均年齢78歳ですが「声量が有りとても良かったよ」と皆さんからお褒めの言葉をいただき嬉しく思いました。ソロプチミストの方やお茶のお仲間の方そして小学校の同級生、県外から来てくれた方もあり感謝の気持ちでいっぱいです。
 来年は結婚55年のエメラルド婚を迎ますが、夫婦で元気に迎えたいと思います。