DV出前講座 「スマホの向こう側」 

講師:田中慎一郎氏 
2019年7月16日 於:九州ルーテル学院大学

 中学・高校生と共にワークショップを展開し、スマホの弊害と対策を模索している田中慎一郎氏に、子供たちのインターネット事情とその背景を語っていただきました。
 田中氏によると、近年多くの中学生が「その空間から消えたい」という言葉を使い、その現状はA(Antecedent要因)、B(Behavior行動)、C(Consequence結果)の構造であるという。
 私たち大人はB(行動)とC(結果)には反応するが、そもそものA(要因)を知ろうとはしない。つまりは子供たちの側にたち、小さな悩みでも聞いてあげようとする大きな包容力を持たなければネット依存から子供たちを救うことはできないと説きました。
 そして子供と大人の中間にある大学生の役割はとても重要で効果的であると。様々なジャンルの学生がこのネット社会を考え、数年後彼らが社会人となった時は,悩める子供たちを救うネットワークがすでに出来上がっているという社会を作りたいと熱く話されました。
 学生の皆さんも新鮮な感覚で受け止めていたようです。