リレーエッセイ リレーエッセイ　 すみれメンバーが毎月交替で執筆します グアム旅行 平成２４年１月 金澤郁子 　　　　    　主人と私と　それぞれの仕事が一段落してほっとした時に、急に思いたって旅行に行こうということになりました。あまりに急な思いつきでしたし、休みも長くは取れないこともあって　近い外国ということでグアム行きが決定しました。クリーニング済みの夏物をまた引っ張りだし、あたふたと荷造りをしてでかけました。三時間半のフライトで、あっという間に南の島の空港に降り立っていたというわけです。 　二人ともグアムは初めてでしたが、現地ガイドさんの流暢な日本語にほっとしつつ、日本語の看板の多さに呆気にとられつつ、短い旅の始まりです。想像していたよりずっとのどかでのんびりとした風景は　気分転換にはとてもいいものでした。定番のポリネシアンショーを身ながらバーベキューを食べたり、老舗の美味しいイタリアンレストランに巡り合えたりと一番気になっていた食事はまあ満足というところでしょうか。海にしずむきれいな夕日を眺めながら、ゆったりとして　ワインがついすすんでしまいました。 　またグアムは景勝地もたくさんあり、そのいくつかを訪ねましたが、どこも時間がゆっくり流れているという感じで、いかに私たちが忙しない毎日を送っているかを実感させられました。戦争の激戦地でもあるグアムの慰霊塔に手も合わせてきました。一日レンタカーを借りて島内どドライブしたのですが、車にナビゲーションの装備がされておらず、私が助手席で地図を片手に道案内をする羽目になり悪戦苦闘したこともいい思い出です。日常を離れ、知らない土地に行き、時間を忘れて過ごすことがこんなにリラックスできるものかとあらためて感じる旅でした。