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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

お友達
平成22年8月
藤井 伸
       
 尊敬するある先生が「人は生涯で100人以上の友達を持つ」と話された。小学から短大までの幼馴染や同級生、東京でのOG時代の同僚後輩、趣味で会った友達、それにSIすみれの友達。決して数は多くないがすでにお付き合い65年50年〜という友もあり、長く深く心地よい人間関係が続いている。
 自分では自覚しないが周りの人は私を我儘という、私はただ正直に謙虚(?)に過ごしているつもりだが、ある友人は「Nさん、それは誰もが思っていることだけど、云わないだけ。口に出すのは貴女だけ」と睨まれる。
それぞれのスケールがあるから仕方ない。ついつい、いつも本音を出してしまう。そういう私に根気よく寛容の気持ちで付き合って下さるお友達に感謝している。

 去年の秋、小学時代からの幼馴染がアメリカから熊本に来た。我が家にはたった4日間の滞在だったが、その間に小学中学時代のクラスメートに会いとても感激していた。彼女は夫を亡くしてもう十数年、それも家のベランダで読書中の突然死だった。生前の彼に会ったことがあるが、穏やかな優しい暖かいいつも彼女を包んでいるようなアメリカ人だった。彼女も又努力家で働きながら50代から大学の夜学に通いPCのプログラマーの資格を取り、つい1年前まで現役だった。今は自由な時間を旅行などで楽しんでいる。その彼女が言う、アメリカに住んで50年近く、でも私はいまだに英語は苦手、nativeでないと理解できないことがたくさんある。やはり日本は住みやすい、仕事は厳しく顔の表情まで変わってくるよと。一か月に1度ぐらい、どちらからともなく電話で声を聞いているが、話題になるのが健康の事、そしてポックリあの世に行きたいねとか、無神論者の私達、もう残り少なくなった余生を考えると信仰は必要かなとか、そして最後にご主人を大事になさいよで切れる。
 そういう私の夫はこの3カ月ほど体調を崩しているが、この時もお友達に手作りのスープを頂いたり、たくさんのケアのアドバイスを頂いたりと随分とお世話になった。本当に嬉しい。又入院中、暗い表情で機嫌の悪かった夫も彼の幼馴染の同級生が見舞いに来て下さって初めてアハハと大声で笑った。やはり持つべきものは友だ。
友達力ってすごい!友達って人生の宝物、財産だと思う。

 先日、又中学のクラスメートの引退慰労会を企画した。遠慮する彼に出られる人ばかり3〜4人の集まりだからといい、実は13人集まる。彼へのビッグ サプライズだ。ついでに5月の歳祝会での理事会メンバーのあのサンドイッチマン、あの大きな鼻、ひげ、帽子で彼を迎えようかと思ったのだが〜???
 






 PS. Big News!
〜 森山美知子会員 カラオケ歌手としてデビュー 〜

               先日、お友達の米寿のお祝いで
キム ヨンジュの「再会」を心を込めて
熱唱されました。これからのご活躍が楽しみです。



              
   
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