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リレーエッセイ |
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リレーエッセイ |
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すみれメンバーが毎月交替で執筆します |
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平成21年12月
清永サチ子 |
趣味として唯一長続きしているのがステンドグラスです。
始めて27年、最初の頃は寝る時間も惜しく夜中の2時位迄当たり前のように製作に没頭?しかし・・・今やステンド仲間とのお喋りの方が多く「口動かさず手を動かしなさい」と先生から注意されることがしばしば・・・
最初からの仲間が殆どで先生の声も効きめがなく、自由きままなステンドグラス教室です。それでも27年も続けていれば作品は幾つかはあり、嫁いだ娘たち四人にも無理に飾らせています。家にも何点か置いてあり、主人曰く「もうこれ以上いらんばい、もう少し頭を使う趣味をしたら」と、とんでもございません!ただのガラス細工にあらず”絵心・センス・根気・そして体力のいるもの” もっとも私の作品の幼稚さ故の言葉だったのでしょう。
日本初のステンドグラス作家小川三知(今年は没後80年)は、医者の家に生まれ一時は医者をめざすが好きな絵画の道へと転身し、上野美術学校で日本画や山水画を学びその後渡米し、シカゴ美術院を経てアメリカの幾つものステンドグラス工房を巡り、当時最先端のアメリカ式のステンドグラス技術を習得し日本へ帰り、日本初の「ステンドグラス作家」となりました。作品は今でも全国あちこちにあり(例、鳩山記念館)リズム感に溢れていて、見る人を浮き浮きさせてくれるとのこと。実際に足を運び味わってみたいと、ステンドグラス仲間はせっせと旅行積み立てをしています。
”その日が一日も早く来るのを楽しみに”
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