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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

絵手紙と私
平成21年10月     
蟻田 滋子     
  それは5年前 私が大腸癌で入院した時のことでした。 翌日ひらりと1枚の絵手紙が病室に舞い込みました。その日から毎日、毎日、毎日!!
それは 薔薇の花、林檎、水仙、百合、人参もあれば道端の落葉1枚、ドライブ先の風景あり、仲良し内裏雛、ある夜の食卓、台所用具、鯵の開き ワイン1本、そしていつか季節は椿の盛りへと移り、私の病室の壁面は絵手紙の展覧会場となっておりました。
小さな1枚のはがき、折々の絵に添えられた二言三言の何気ない言葉の数々.....「明日はどんなのが来るかしら?」
幸い治療の苦しさも瞬時忘れて、何時か明日への希望に包まれていました。
病院のスタッフ全員、先生方、看護師さん達、皆さん私の顔を見るより先ず新着の便りを見て、まるで自分が貰ったようにニコニコと嬉しそうでした。
退院の日には、《鯛》の絵、ムニエルでめでたく退院祝いするわ、がんばれ!

そして私も 描いて娯しく 貰って嬉しい 絵手紙党の一員となりました。


楽しく続ける絵手紙5カ条
@「下手でいい」「下手がいい」
A実物をよく見て描こう
B心をこめて言葉を大切に
Cワクワク、ドキドキを忘れずに
D書いたらすぐに出そう
















              
   
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