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リレーエッセイ |
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リレーエッセイ |
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すみれメンバーが毎月交替で執筆します |
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平成21年4月
田智子 |
最近、湧水に興味を持っている。
元々は娘の自由研究の手伝いだったのが、私の方がはまってしまった。
私の住んでいる新町周辺は、由緒ある湧水地が何ヶ所もある。
島崎の三賢堂や長命水、岳林寺など、花園まで足を伸ばせば、柿原のお手水や成道寺などである。ほんの10年ほど前までは、人々の飲み水としても活用していたそうだが、今はなかなか難しいようだ。運動公園の開発や宅地造成により、都市化が進んだことが関係しているようだ。
熊本は、飲み水を地下水で100%賄える水の都である。湧水は「地下水ののぞき窓」と言われるが、その湧水が汚れていくのは残念だと思う。
自宅できれいな地下水を汲み上げて生活されているところが、限りなく羨ましい。
そこで、飲める湧水を探してみたところ、遠方にはまだまだ存在していた。
白水村の湧水群や池山水源、菊地水源、玉名の尾田の丸池、宇土の轟水源などなど。
ドライブがてらに、いろんな所に行ってみた。そこで飲む湧水は市販のミネラルウォーターより美味しい気がした。そしてどこの湧水地も青い空があり、鳥のさえずりが聞こえ、空気が澄んでいた。たかが湧水と言われそうだが、自然の水を飲めるなんて、熊本もまだまだ魅力のある所だと思う。何だかパワーをもらえた気さえしてくる。
私も、時間に追われる毎日だが、たまには自然と湧水を求めて出かけたいと思う。
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菊地水源 |
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