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リレーエッセイ
すみれメンバーが毎月交替で執筆します
紅茶はいかが?
平成20年10月
松藤 眞理子
フレッシュな香り。若々しい渋味。うすい透明なオレンジ色。
ティーカップに注がれた私の大好きな春摘みの紅茶ダージリンだ。夏に摘む二番茶のダージリンは、また違う味で『紅茶のシャンパン』といわれるぐらいに香り、味とも充実しフルーティなマスカットのような味になっている。正しい紅茶のいれ方で、誰でも美味しい紅茶をいれることが出来ます。そして、色々な種類の紅茶も楽しんで頂きたい。
イギリスのビクトリア女王時代に“良妻賢母の育成”という花嫁修行のような本に「ゴールデンルール」といって、紅茶のおいしいいれ方が書かれている。
では、紹介してみよう。
1.良い茶葉を使うこと。
2.フタの付いたティーポットを使うこと。
3.茶葉の分量はティースプーンで正確に計ること。
4.水道の蛇口から汲み出した新鮮な水をヤカンで完全に沸騰させること。
5.ティーポットの中で茶葉を充分に蒸らすこと。
以上を守れば必ず美味しい紅茶がいれられます。そして、私のお勧め紅茶
1.ダージリン(ストレートがおすすめ)
2.アッサム(砂糖なしでも甘味を感じミルクとあう)
3.ウバ(刺激的で爽やかな渋味とこく味、強いメチル・サルチレート風の香り)
4.キーマン(中国の紅茶で黒い色でバラのような芳香といぶり香)
5.ディンブラ(赤くてとてもきれいな水色で適度な渋味がある)
これから、寒くなる季節。ロイヤルミルクティーの作り方を御紹介します。
1.
牛乳と水はティーカップ1杯ずつ鍋に入れ火にかける。
2.
茶葉はスプーン山盛り2杯先にお湯に浸す。
3.
沸騰直前に火を止め、茶葉を入れ蓋をして3〜4分蒸らす。
4.
生姜を入れたり、シナモンを入れたりお好きな味を楽しんで下さい。
5.
グラニュー糖や蜂蜜をいれるとコクが出ておいしくなります
最後に、もう一つ。アガサ・クリスティーのイギリス映画。機会があったら是非、観て下さい。登場人物が優雅に紅茶を飲むシーンが必ずありますよ。
紅茶は、健康にも良いのでお勧めです。素敵なティータイムたのしんでください。