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リレーエッセイ 
すみれメンバーが毎月交替で執筆します

手帳
平成18年12月
齋藤 禎子

 12月を迎えると毎年、今年1年どんな事あったのかしら?・・・ と考え振り返ります。自分では何事もなく過ごした様なつもりでいても、手帳を開いてみると嫌になるほど日程が書かれています。手帳の中の空白は数える程で、眺めていると色々な出来事が走馬灯の様に浮かんできます。還暦を過ぎた今日この頃、物忘れが度々で、人様に迷惑を掛けたくない事と同時に予定を把握しておく為に、約束したら直ぐ書き込む事が習慣になりました。

 私の父は日記を欠かさず書く人で、学生時代には裏表ぎっしりと4枚(8枚分)手紙が来て読むのが大変でした。それに反して娘の私は筆無精・・「今年こそは日記を書こう」と決心しても、三日坊主で終ります。12月を迎えると自己嫌悪「今年も駄目だった」と その父も毎日手帳をみながら、その日の行動をしていました。

 親と同年代になった今、日記は書けなくとも自分の行動には責任を持たなくてはなりません。そこで登場したのが手帳です。私はまだ仕事をしています。会議も多くソロプチミスト関係でも出かけることがあるので、常に手帳持参でないととんでもないことになりかねません。年は取りたくないものです。

 私の手帳は日記代わり、嬉しかった事、つらかった事などたくさん詰まっています。
来年は楽しい約束が沢山書けます様にと念じています。

             
  



              
   
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