講師:熊本県警察本部少年課少年サポートセンター係長 石川 史樹 氏
クラブ会員の研修も兼ねて卓話が開催されました。日頃ニュース等で見聞きしてはいるものの、最前線にあって補導している方の報告に私たちは唖然としてしまいました。
今、少女達はスマホライン等で自ら下着の売買、援助交際の連絡をしているという。しかも「ちょっとお金が欲しい」という理由で。暴行や殺人事件に発展する危険意識は皆無で、軽い気持ちで簡単に見ず知らずの男性と接触しているようだ。そしてそのことを親は全く気づいていない。熊本県では2年間で31名を補導したが、それはほんの氷山の一角であるという。なぜなら性被害者は泣き寝入りして浮かび上がってこないからだそうだ。ネットで知り合って2週間以内に性犯罪は起きているという。
何という世の中になったのだろう。対処方法は示されても根底にある物事の考え方、倫理観、家族の在り方、社会の精神の崩壊等々命題は大きい。
私たちは一様に暗鬱な気分に陥った。
しかし何かしら行動せねばと思った。