本文へスキップ

リレーエッセイ9月 essay

プルメリア                         上田 安子


 ガーデニングの為の庭を持たない私の植物好きの歴史を少しお話したいと思います。
とても無理と思える物等、珍しい苗木を育てるのが楽しみなのです。
 アーモンドの花は八重咲きの桃の花の様でびっしりと咲きます。残念ながら香は全くありません。やがて梅の実大の実が付き、その実をそのまま他のプランターに植えてみると、買った時と同じような樹に育ちました。屋上で6か所、一斉に花の咲くときはとても嬉しいものです。
 ヨーロッパ旅行で見かけた真黄色の見事な樹々に感激したことがあります。藤の花を黄色にしたような房状の花で和名「金ぐさり」として時々売られています。三度トライしましたが成功しませんでした。 
 プチ自慢出来るのが夏の花プリメリアです。30年前ハワイのおみやげ屋で見つけた白い花のプリメリアを写真と共に葉巻たばこのような根も付いていない20cmほどの枝を持ち帰り大事に管理したところ、1m程育った頃花が咲くようになりました。現在3m弱で枝分かれした先にびっしりと花が付きます。鉢の直径、深さ共に40cm弱のものなので、11月から4月までは室内にかかえ込み、冬の寒さを避けるようにしたものの、窓の近くで15度以下になることもあり、南の国では葉が落ちることなどないのでしょうか、毎年1枚1枚と葉がなくなり、枝だけになるものの、春になると先端に葉の芽が成長してきます。夏には写真のようにハワイを思い出させてくれます。
 背景のビルは大正11年頃建てられた、熊本初めてのテナントビルです。南向きに咲いているのを裏から眺めるしかない3階の狭いベレンダ育ちのプリメラですけれども、酸性化した土を改良して黄色化しているのをもう少し白い花に育てたいと思っているところです。
         




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

 お問い合せ は↓をクリック

  お問い合わせフォーム





Since March 1, 2005.