パープルリボンツリー活動の一環として、20名を越えるすみれ会員もこのシンポジウムに参加し、研修した。
小野副知事、県警本部長のお話からも、ネット社会に潜む闇から子どもを守る重要さが強く訴えられた。
熊本市立三和中学校教諭の田中慎一郎氏は、便利なツールであるTwitter、Line、Facebook、
Instagram等々で、人間関係のトラブルや危険な犯罪に巻き込まれやすい状況下の子供たちを救おうと、ネットを活用して全国でも初のQRコードから相談できる窓口を開設し、子供たちの悩みに向き合っているという。このシンポジウムの直前に行われた田中氏と子供たちとのワークショップから、「変わる子どもの世界と、変わらない大人の世界」が浮き彫りになり、子供たちからの「私たちの悩みに大人はどう応えてくれますか?」という問いに、
ネットは解らないと投げやりにならず、少しでも理解しようとする姿勢をもち、子供たちとの会話を増やし、相談できるプロの機関を知っておくこと等々が私たち大人の精一杯の答えであった。